世界最大級の家電・IT見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)2019」が8日(日本時間9日)、
米ラスベガスで開幕し、経営危機を脱したシャープが4年ぶりに出展した。

同日には石田佳久副社長らが「世界的な技術革新企業」としての復活をうたった。

http://image.itmedia.co.jp/news/articles/1901/10/l_wst1901090032view_1.jpg

昨年のCESでは別会場で小規模に展示をしたが、今年はメイン会場で韓国サムスン電子と隣接する「一等地」にブースを展開。
超高精細の8K映像を次世代通信規格「5G」で電送する技術や、調理家電同士の連携などを紹介した。

石田氏は会場で開いたパーティーで「
4年ぶりに戻って興奮している。
中期経営計画の『8KとAIoT(人工知能と通信技術の融合)で世界を変える』ビジョンに基づいた製品を紹介したい」とアピールした。

会場に多数のテレビを展示したのは、北米市場再参入への意欲の現れだ。
シャープは中国メーカーの海信集団(ハイセンス)に米州での商標権を供与し、
現在は北米で液晶テレビを販売できないが、関係者によると商標権の取り戻しについて協議している。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1901/10/news064.html