米ラスベガスで開催中の家電見本市CES 2019にて、飼いネコの肥満を解消するのに役立つかもしれない「スマート回し車」なるものが発表されています。
近年は様々な事情から、家の中だけで飼われているペットも多く、飼い主が溺愛するあまり極端な肥満になってしまうネコが増えているのだとか。
そんなネコたちの運動不足を解消するために開発されたのが、このネコ用スマート回し車「The Little Cat」です。
The Little Catは、ハムスターがケージの中でよくカラララララララ…とやっているあれのネコ版。
ただ輪っかが回るだけでは怠惰なネコを呼び込むには物足りないものの、その内輪部にはLEDで光の点がちょこまかと動くようになっています。
この光点がいわば猫じゃらしの役目となり、ひとたび視界に入ったならば “ネコまっしぐら”状態 は不可避でしょう。
そうして輪っかの中に乗せてしまえば、光点はネコを走らせるべく自動的に細かく動きます。
ただ、いくらネコでもそれだけではすぐに飽きてしまうかもしれません。
そこはやはり21世紀のIoTなスマート回し車だけあって、飽きさせない工夫も凝らしてあります。
たとえば飼い主が専用のモバイルアプリから、LED光点を自由に動かしたり、回転速度を調節したりして、運動を手伝ってあげられます。
また、毎日の運動をスケジュール化して、仕事で忙しい飼い主がいない間に自動的に実行させたりといったことも可能。
カメラと連携しておけば、その様子をアプリ画面で見られます。
残念ながらCES 2019の会場では機器の展示こそあるものの肝心のネコが用意されておらず、実演は見られません。
The Little Catは3月に発売予定。米国では1800ドル(約19万6000円)で、その大きさとともになかなかのお値段。
購入するためにネコの食費を切り詰めれば、それが貯まる頃にはもう、飼い主の願いが叶っているかもしれせん。

https://jp.techcrunch.com/2019/01/09/engadget-the-little-cat/
https://techcrunchjp.files.wordpress.com/2019/01/dims-1.jpeg
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https://youtu.be/rkpNoA0PoQE