被ばく論文「遺憾」と規制委員長 「信頼性を揺るがす」
2019.01.09 17:15

東京電力福島第1原発事故後、福島県伊達市の住民の個人被ばく線量を分析した論文で、
被ばく線量を過小評価する誤りや、研究への利用に同意していない人のデータが含まれていた問題を巡り、
原子力規制委員会の更田豊志委員長は9日の記者会見で
「研究成果の信頼性を揺るがしてしまうのは大変遺憾なことだ」と述べた。

国の放射線審議会は昨年の会合で、事故後に策定された放射線基準を検証する資料として
論文を使用しており、事務局の原子力規制庁は今後の扱いを検討している。
ただ、更田氏は「(論文の問題が)規制委員会の活動や判断に直接影響を及ぼすものではない」とも語った。

https://www.kochinews.co.jp/article/244871/