フィリピンのパラニャーケ地方裁判所は、2019年1月4日付で、
岡田和生氏(以下、岡田氏)および臼井孝裕氏(以下、臼井氏)に対して逮捕状を出した。

岡田氏はパチンコ・スロットメーカー大手、(株)ユニバーサルエンターテインメント(以下、ユニバ)の創業者で、同社の元取締役会長。
臼井氏は、同社の連結子会社で統合カジノリゾート「OKADA MANILA」の運営を手がけるTiger Resort Leisure&Entertainment,inc.(以下、TRLEI)の元代表取締役社長。

両氏は、TRLEIの役員報酬およびコンサルティング料を不正に取得していたとして、18年12月、フィリピンの検察当局から起訴されていた。

なお、臼井氏は17年6月16日にTRLEIの取締役を解任され、岡田氏は同年6月29日にユニバの取締役を退任しているため、
統合カジノリゾート「OKADA MANILA」の運営事業に必要なライセンスの取得・維持に何ら影響はなく、今後もTRLEIは
フィリピン、マニラ・ベイ地区で統合カジノリゾート事業を継続していく。

岡田氏に関しては、17年11月、約20億円の不正な資金流用をめぐりユニバが東京地裁に同氏に対する損害賠償請求訴訟を起こしたほか、
18年8月には、同氏が複数の賄賂に関する容疑・罪状で、香港ICACに逮捕されるなど、トラブルが続いている。

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