帰省客「振り替え便取れない」 新千歳、雪で足止め
1/6(日) 5:10配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190106-00010000-doshin-hok
https://amd.c.yimg.jp/amd/20190106-00010000-doshin-000-1-view.jpg

国内線ビルで一夜

欠航便が相次ぎ、国内線ロビーで一夜を明かすことになった親子連れら=5日午後10時15分(高木緑撮影)
 まとまった雪が年始のUターンラッシュを直撃し、大混雑した新千歳空港。約2千人が足止めされ、国内線ビルで一夜を明かした。「どうやって帰ればいいのか」「振り替え便も取れない」―。帰省客や観光客は困惑し、疲れ切った表情を見せた。(1面参照)

 「振り替え便がなく、明日も帰れるか分からない」。小学生の子供と道内旅行に訪れた横浜市の主婦武内友子さん(46)は、表情を曇らせた。5日に搭乗予定だった帰りの便が欠航し国内線ビルで一泊することに。ビル内には、子供を連れた家族のほか、外国人観光客の姿も目立った。

 新千歳空港では5日午後5時ごろから本格的に強い雪が降り始めた。国土交通省新千歳空港事務所は2本ある滑走路を交互に閉鎖し除雪作業を行った。100便超が欠航、国内線ビルの出発カウンターには、振り替え便などを待つ家族連れや観光客が200メートル以上の列を作った。

 空港ビルを運営する新千歳空港ターミナルビルディングは国内線ビルの1、2、4階を開放。5日午後10時すぎから空港職員が毛布を配った。航空各社によると、羽田便を中心に満席が続き、振り替え便が8日以降になる路線もあり、6日も混雑するとみられる。機内で約6時間待機したが、出発できなかった便もあった。

 室蘭市の夫の実家に帰省した岡山市の会社員寺内晶美さん(31)は搭乗予定の岡山便が欠航。6日の振り替え便も取れず「今晩は室蘭に戻り、新幹線も含めてどう帰るか考えないと」と疲れた表情で話した。