【シンガポール=吉村英輝】インドネシアは21日までに、南シナ海南端のナトゥナ諸島に、軍事基地を開設した。
同諸島北側海域は、インドネシアの排他的経済水域(EEZ)だが、中国が南シナ海の大部分を管轄していると主張する根拠の境界線「九段線」と一部が重複し、違法操業を続ける中国漁船の拿捕(だほ)などをめぐり、両国は対立してきた。
インドネシアは警備体制を強化し、中国の一方的な海洋進出に対抗する。

現地メディアなどによると、基地は同諸島の本島、大ナトゥナ島に建設され、地対空ミサイルや軍港、飛行機格納庫、病院などの軍用施設が整備された。

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