肥満に悩む米国人の体重増加が止まらない。
米疾病対策センター(CDC)がこのほどまとめた報告書によると、20歳以上の米国人は男女とも体重や胴囲が増え、
BMI(体格指数)は平均値でほぼ肥満の域に達している。

報告書では20歳以上の米国人について、2015〜16年の統計を前回調査の1999〜2000年の統計と比較した。

2015〜16年の平均体重は、男性が約90キロ、女性は約77キロ。
これに対して1999〜2000年の時点では、男性が86キロ、女性は74キロだった。

人種別にみると、黒人男性とメキシコ系女性、アジア系の男女はこの期間の間にそれほど体重は増えていない。

BMIの平均は、今回調査で男性が29.1、女性は29.6となり、前回(男性27.8、女性28.2)に比べてこちらも上昇。
肥満と分類される30に近付いている。CDCによると、BMIは18.5〜24.9が正常値とされ、25〜29.9は太り過ぎに分類される。

平均の胴囲も、男性は99.1センチから102.1センチへ、女性は92.2センチから98センチへと上昇した。

体重が増える一方で、身長は減少に転じている。
女性の平均身長は162.1センチから161.7センチへ、男性も175.6センチから175.4センチへと、それぞれ低くなった。

報告書は、20歳以上の米国人4万7233人の健康状態や栄養状態について調べた1999〜2016年の統計に基づいている。



増え続ける米国人の体重、BMI平均30の肥満目前
https://www.cnn.co.jp/fringe/35130502.html