来年4月には新元号が発表されるが、平成の芸能史を語るうえで忘れられない人物が田代まさし。
超売れっ子タレントの転落劇は半ば伝説化しているが、そんな彼がひっそりと地上波番組に復帰していた。

田代が“初めて”世間をにぎわせたのは2000年のこと。
歌手からタレントへと転身し、レギュラー番組やCMを何本も抱えていた彼が、盗撮容疑で逮捕されたのだ。

その後、覗き、交通事故、覚せい剤使用などを繰り返し、2度にわたる服役も経験した田代。
かつて彼を支えた芸能界の友人も見捨て、テレビ出演が厳しい状態にある中で出演したのは、NHKのEテレだった。
テレビ情報誌の記者が語る。

「田代氏が出演したのは、Eテレで15日の昼間に放送された『孤立大国ニッポン』という番組です。
この番組は、孤立死、ひきこもり、ごみ屋敷など、社会的孤立という問題を取り上げたもの。
番組内で社会復帰を目指すグループ『ダルク』が紹介され、そこで働く田代氏が紹介されました。
往年のように口ひげを生やした田代氏は、覚せい剤を使うこととなった経緯や、
ダルクに携わるようになったきっかけについて述べ、シンポジウムの様子を伝える映像では、
『ボクがいつもクスリを買っていた売人の親分が、ダルクにいたんです』と語って、笑いも取っていました。
久々に“動く田代まさし”を見ましたが、健康そうな様子でしたね」(テレビ情報誌記者)

番組では、“ムショ帰り”のつらさも漏らした田代。
幾度も失敗を重ねた彼が簡単に復帰できるほど世間は甘くないが、ひとつのケーススタディとして
彼の失敗から学ぶものはありそうだ。
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