東京都内のほかの観光地に比べて外国人旅行者の数が伸び悩んでいる豊島区は、海外で人気の観光情報サイトを
運営する会社などと連携し、観光面の対応を強化することになりました。

連携するのは、「豊島区」と「豊島区観光協会」、それに、海外で人気の観光サイト「タイムアウト東京」を運営する会社の3者で、
18日、豊島区役所で協定への署名を行いました。

3者は協力して、豊島区のホームページのほか、フェイスブックやインスタグラムなどのSNSでの観光地や飲食店の情報発信を強化します。

さらに、観光案内所に外国語を話せる人材を配置するほか、JR大塚駅の周辺にある飲食店や土産店に、外国人が好むメニューや品ぞろえの強化を求めます。

東京都の推計によりますと、去年、東京を訪れた外国人旅行者のうち、「新宿・大久保」を訪れた人は全体の56%、「銀座」は49%、
「浅草」は45%に上った一方、豊島区を代表する繁華街の「池袋」は20%にとどまっています。

会見で、豊島区の高野之夫区長は、「最強のチームが結成できたので、精力的に情報発信をしていきたい」と述べました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181218/k10011751421000.html