横領した金で「ミッキーハウス」「2億円分のヴィトン」? 元会社役員の女の初公判 

https://www.mbs.jp/news/sp/kansainews/20181213/GE000000000000025711.shtml
ディズニーのミッキーマウスが散りばめられた一軒家。会社から横領した金でこの家を建てたとみられる元会社役員の女の初公判が開かれ、女は起訴内容を認めました。

 「アメリカに来れて良かったですけど幹事疲れますー!」(北村緑被告)

 起訴状などによりますと北村緑被告(56)は、取締役兼経理担当を務めていた兵庫県三木市の土木工事の会社から、2014年からの約3年間で合わせて3000万円を横領した罪に問われています。横領した金の使い道は…

 「駐車場にはミッキーが。上の壁にもミッキーが。至る所にミッキーだらけですこの家は。」(勝野貴弘記者リポート)

 「近所の人たちはみんなミッキーハウスで通じる」(近所の人)

 被害にあった会社の社長によると、この一軒家は北村被告が夫とは別の交際相手と過ごすため、着服した金で建てたとみられています。さらに…数々のルイヴィトンのカバン。

 「これ一部やで、900点買ってんねん900点。ヴィトンだけで2億円。(Q.これは時計ですね?高そうな時計は?)1000万円」(横領被害を受けた神和商事 神行武彦社長)

 会社社長は会社の使途不明金は5億円にのぼると話します。13日の初公判に笑顔を浮かべながら入廷した北村被告。
13日は300万円分の横領について審議され、北村被告は、「間違いありません」と起訴内容を認めました。これに対し検察側は冒頭陳述で「横領した金は東京ディズニーランドへの旅行費用や、
愛人2人との遊興費に充てた」2002年からの15年間で「ルイヴィトンの購入には計833点、2億155万円を費やした」と指摘しました。

 冒頭陳述読み上げの際、北村被告はペロッと舌を出すしぐさも。

 「開き直ってニヤニヤ笑っていた。まああんなものでしょう。悪いという気持ちゼロですね、あれは。あれを裁判官がどう判断して、いかに重い刑にしていただけるかですね」(横領被害を受けた神和商事 神行武彦社長)

 次回の裁判は来年2月に残りの2700万円分について審議する予定です。