https://weathernews.jp/s/topics/201812/100115/

2018年もあと3週間あまり。そこで、お天気キャスターの皆様に今年を総括していただきます。

今回は親しみやすいキャラクターと個性的な気象解説で人気の森田正光さんに伺いました。(略)

今年を振り返ると、どんな年でしたか?

 子供の時に経験した1959年の伊勢湾台風は別格ですが、1990年11月30日に最も遅く上陸した台風28号など、気象の仕事をしてきた中で印象が強かった台風がいくつもあります。
その中で、今年9月〜10月初めの21号・24号は、大都市圏で高潮や塩害被害が出たということで、強いインパクトがありました。

 また、「平成30年7月豪雨」が発生していた時、マリアナ諸島付近にあった台風8号も記憶に残っています。この台風は、5日15時から6日15時までの24時間に、中心気圧が50hPaも下がる急発達ぶりを見せました。そういう意味で、台風に関して「記憶に残る」年だったといえます。

今年出演されてきた中で、言っていい裏話があれば..

 昔はあまり参加しなかったクイズ番組に、最近はわりと出演するようになりました。
意識して避けていたのではありませんが、知らない分野の問題は答えようがないし、自分が出演しても面白くないかも・・・と思っていたのですが、意外なほど成績が良かったです(笑)。何でもやってみるものです。

 中学生気象予報士と、クイズ対決をした時のこと。問題の内容に「答えが1つに絞れない、どちらとも取れる」ものがあり、そこを私が突っ込んでみたところ、オンエアでは丸ごとカットされていました。クイズ番組を作る側にしてみれば、少し厄介なお客さんかもしれません。

今年のビックニュース(個人的なことでも構いません)

 初の「海外講演」のため、中国の天津まで行ってきました。午前4時起床で出発、午後はテレビのオンエアに間に合うように帰るつもりでした。

 ところが、PM2.5と濃霧の影響で視界が数百メートルまで落ちて、高速道路が閉鎖されてしまったのです。
下道を使うほかなく、本来なら2時間もあれば空港に到着するのに、この時は4時間半もかかり、搭乗予定の飛行機に乗り遅れました。次の飛行機で駆け付けましたが、番組の前半部分の出演を(初めて)飛ばしてしまいました。

(続きはソースで)