米海洋大気局(NOAA)の「ハワイモンクアザラシ研究プログラム」(HMSRP)はこのほど、
右の鼻の穴にウナギが詰まったアザラシの写真をフェイスブック上で公開した。

ハワイでは以前から、モンクアザラシの鼻にウナギが入り込む現象が報告されている。
初めて目撃されたのは2016年夏、リシアンスキー島沖でのことだった。

HMSRPはフェイスブックで「(アザラシの画像を公開した)月曜日は皆さんにとって良い日ではなかったかもしれないが、
鼻にウナギが入るよりはましだろう」と冗談を飛ばした。

ハワイモンクアザラシは世界で最も希少なアザラシの一種で、米国では絶滅危惧種に分類されている。
その多くは北西ハワイ諸島にある離島8島の周辺に生息。2016年の調査では、1427匹しか残っていないと推定されている。

HMSRPの科学者、チャールズ・リトナン氏はCNNの取材に、研究者は今もこの現象に困惑していると言及。
「どれだけ動物の調査や観察を重ねても、かつてなかった現象が出てくるという良い例だ」と指摘した。





アザラシの鼻にウナギ詰まる、無事に除去 米ハワイ
https://www.cnn.co.jp/fringe/35129835.html
https://www.cnn.co.jp/storage/2018/12/08/09f3a3caaa7ededf71f58d10164e5a5f/t/768/432/d/seals-hawaii-eels-super-169.jpg
https://www.cnn.co.jp/storage/2018/12/08/a27b2253c6a60e91d0f1f18e5d077bc3/t/768/432/d/02-seals-hawaii-eels-super-169.jpg