札幌市は28日、中央区の本郷新記念札幌彫刻美術館で屋外展示中の彫刻作品が倒れ、
点検中だった60代の男性職員に接触する事故があったと発表した。
男性職員は頭部裂傷などのけが。
同日入院したが、命に別条はないという。

施設の指定管理者・市芸術文化財団によると、開館前の同日午前9時40分ごろ、
男性職員が点検していた彫刻「鳥の碑」(台座部分を含む高さ187センチ、
幅57センチ、奥行き51・5センチ)が倒れた。
1963年制作のコンクリート製で、彫刻と台座の接合部分が腐食していたという。
この作品の展示は当面行わない。

 財団は他の彫刻作品に異常がないことを確認し、通常通り開館した。
「点検時は安全管理を徹底する」としている。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/252710