兵庫県尼崎市猪名寺1の佐璞丘公園で開かれている「猪名寺忍者学校」で24日、
同市出身で作家・古武術研究家の多田容子さんが講師を務める忍術の教室があった。
そろいの黒服で気合十分の子どもたちは、剣術や忍者の仕事などを学んだ。

 園田北小学校の児童が「一人前」の忍者になるため、月1回ほどの授業を重ね、
12月の卒業試験に臨む。
 同市在住の尼子騒兵衛さんが原作を書いた人気アニメ「忍たま乱太郎」の主人公の名字が、
地名と同じ「猪名寺」で、地元自治会などでつくる運営委員会が3年前から忍者学校を開く。

 多田さんの教室には小学1〜6年生の約30人が参加した。多田さんは、
刃が1カ所に付く「棒手裏剣」の投げ方や、徳川将軍も身につけたとされる剣術を、
身ぶりを交えて解説。
忍者の役割を「敵の情報を仕入れようと、変装して取材もしていた」と伝えた。

 続いて、忍者の卵「忍たま」の子どもたちは剣術にチャレンジ。
チラシで作った剣で素振りした後、多田さんから一対一の戦い方を教わり、
「相手の動きに合わせて手元を狙う」などと助言を受けた。
「に組」の6年生男児(11)は「忍者って何でもできるし、意外とクール」と目を輝かせた。

そーす
https://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/201811/0011848966.shtml
子ども忍者学校、専門家に剣術や手裏剣習う 尼崎