アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を開催した議長国パプアニューギニアの
オニール首相が18日、数十人の記者にもみくちゃにされる一幕があった。会議では米中対立を
背景に首脳宣言が採択できなかったが、オニール氏が質問を受けずに記者会見を切り上げたため、
記者が取り囲んだ。

 約10分の記者会見でオニール氏は「会議の成功」を訴えたが、首脳宣言への言及はなかった。
そのまま会見場を離れようとしたため、採択できなかった理由を聞こうと記者が群がった。
警護要員からは「やめろ」「危ない」「終わりだ」と怒号も飛んだ。

 オーストラリアのメディアによると、宣言をめぐる交渉が続いた17日には、中国代表団が
パプアの外相の部屋に押し入ろうとする場面もあったという。(共同)
https://www.sankei.com/world/news/181118/wor1811180017-n1.html