英国の新興二輪車メーカーであるアーク(Arc)は、
同社による最初のオートバイが路上に登場する前に、自社の野心的な製品計画を支持してくれる有力企業を見つけたようだ。
アークは今月6〜11日にイタリアで開催されたミラノ国際モーターサイクルショー(EICMA)で、
フル電動のスーパーバイク「ベクター(Vector)」を初公開。
同時にジャガー・ランドローバーが、同社の子会社である投資ファンド、
インモーション・ベンチャーズ(InMotion Ventures)を通してアークに出資すると発表した。
アークによると、ベクターはHMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)技術を統合した
完全電動オートバイとして市場に登場する最初のモデルとなるという。
"アーク(Arc)"は、キアヌ・リーブスが立ち上げたバイク・メーカーの"アーチ(Arch)"モーターサイクルと社名は似ているが別の会社だ。
そんな同社は実に典型的な方針を持っている。
「革新的なデザインとテクノロジーを用いて、人と車両の関係を一変させます。我々のため、あなた方のため、地球上の全ての人々のために」。
その核としてアークは、相互につながり、クリーンで、特別なスーパーバイクを作り上げることを目指している。
ベクターはまさにその挑戦から生まれた1台目の製品となる。
アークは、このバイクの構造については多くを語っていないが、スペックなどの情報をいくつか明らかにしている。
同モデルは、カーボン複合材を用いた「独自のアーク・バッテリー・モノコック構造」が特徴であるという。
スイングアームもカーボンファイバー製にすることで重量を抑えている。
電動パワートレインの容量や種類については触れられていないが、
アークによると、1回の充電で走行可能な距離は、高速道路で120マイル(約193km)、市街地では200マイル(約322km)。
0-60mph(約96.6km/h)加速は3.1秒で、最高速度は200km/hに達するという。
ブレンボのブレーキ・システムが強力な制動力を発揮し、乗り心地とハンドリング性能はオーリンズ製のダンパーが担う。
https://jp.autoblog.com/2018/11/17/arc-vetor-electric-motorcycle-jaguar-land-rover-eicma/
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