栃木県那須町の動物園「那須どうぶつ王国」は23日、人工繁殖に取り組む国の特別天然記念物で絶滅危惧種「ニホンライチョウ」の雄1羽が22日に死んだと明らかにした。同園で今年7月に生まれた4羽は全滅した。

同園によると、今回死んだライチョウは、上野動物園から卵を譲り受け、7月10日に誕生。
体重は400グラムを超えてほぼ成鳥と同じ大きさになったが、今月12日から下痢をするなど体調を崩し、22日朝に死んだ。

出血性腸炎の可能性があり、外部の研究機関で調べる。ほかの3羽も7月中に死んでいた。(共同通信)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018102301001716.html
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