山形県教育委員会は18日、最上地域の中学校で3月中旬に、当時3年生だった男子生徒の髪を工作用ハサミで切る体罰をしたとして、生徒指導の50歳代女性教諭を文書訓告、
担任の30歳代男性教諭を厳重注意とする処分を行った。
管理監督責任を問い、60歳代男性校長も厳重注意とした。

発表によると、女性教諭は、男子生徒の頭髪が規定に反して長かったとして、卒業式の開始前に職員室で髪を切った。
女性教諭は、生徒が髪を切ることに同意したと思ったという。男性教諭は現場に居合わせたが、髪を切ることを黙認した。

また、庄内地域の中学校で6月中旬、体育の授業を見学していた2年生の男子生徒を両手で押し倒し、靴の裏を蹴る体罰をしたとして、50歳代男性教諭を厳重注意とした。
男子生徒は体調不良を理由に体育の授業を見学していたが、周囲の誘いに応じて急に参加したため、男性教諭が指導しようとして押すなどしたという。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20181021-OYT1T50046.html