平成23年の台風の影響で路肩が崩れるなどして通行止めになっていた身延町と静岡市を結ぶ林道が19日全線開通となり、7年ぶりに通行できるようになりました。

この林道、「豊岡梅ヶ島線」は県境の「安倍峠」を越えて身延町と静岡市葵区の梅ヶ島を結ぶ22キロ余りの道路です。
この道路は7年前の平成23年の台風で路肩やのり面が崩れる被害を受け、山梨県が管理する14キロの区間で復旧工事が続いていました。
19日は安全が確保できたとして午前9時にゲートが開けられ、7年ぶりに全線の通行が可能になりました。
県によりますと、7年前の台風の後もたびたび台風や豪雨で一部の土砂が崩れる被害が続き、工事は長期化し国道をう回路として使っていました。
19日の開通で身延町と静岡市の葵区は40分ほどで結ばれ、所要時間は大幅に短縮されるということです。
地元の身延町内に住む男性は「この道は梅ヶ島の人と身延町の人が行き来する生活道路でした。開通を待ち望んでいました」と話していました。
また、身延町産業課の望月真人課長は「この開通で峠からの富士山の眺望や紅葉が楽しめます。多くの人に来て頂きたいです」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20181019/1040004607.html