太陽光発電設備の安全規制を強化へ 台風などで被害相次ぐ

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181021/K10011679871_1810211109_1810211111_01_02.jpg

台風などの災害が相次ぐ中、太陽光発電の設備の破損による周辺への被害を防ごうと、経済産業省は安全規制を強化することになりました。

ことし7月から先月にかけて起きた台風や地震などでは、太陽光発電の設備にも被害が相次いだことから、
設備周辺の住民の間では今後も壊れたパネルなどが自宅などに被害を及ぼすのではないかという不安が広がっています。

このため経済産業省では、太陽光発電の設備に関する安全規制を強化することなりました。

具体的には、太陽光パネルが斜面に設置された場合、土砂崩れによって下にある建物や道路に被害を及ぼすおそれがあるとして、平地に比べてより厳しい基準を適用することを検討しています。

また、太陽光発電では50キロワット未満の小規模な設備が大半を占めていることから、このクラスの設備の監視体制も強化する方針です。

経済産業省では、具体的な規制の内容の検討を急ぎ、災害時の太陽光発電の安全対策で万全を期したいとしています。

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