危険運転致死などの罪 男に懲役8年の判決
2018年10月19日 13時53分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181019/k10011677791000.html
去年、神奈川県でパトカーの追跡から逃れようと時速およそ100キロで赤信号を無視して交差点に入り、衝突した車の女性を死亡させたとして、危険運転致死などの罪に問われた21歳の無職の男に対し、横浜地方裁判所小田原支部は「常軌を逸した無謀な運転だ」として懲役8年の判決を言い渡しました。

神奈川県南足柄市の無職、大木司被告(21)は、去年12月、大井町上大井で、酒気帯び運転を隠すためパトカーの追跡から逃げながら乗用車を運転し、時速およそ100キロで赤信号を無視して交差点に入り、別の車と衝突して運転していた63歳の女性を死亡させたなどとして、危険運転致死などの罪に問われていました。

19日の判決で、横浜地方裁判所小田原支部の安藤祥一郎裁判長は「100キロの速度で交差点に進入するなど、危険性が高く、常軌を逸した無謀な運転だ。酒気帯び運転の発覚を免れたいという目的は身勝手だ」と述べ、大木被告に対し、懲役8年を言い渡しました。

検察は懲役10年を求刑し、弁護士は刑を軽くするよう求めていました。