文大統領「北朝鮮の人権問題、国際圧力をかけたところで…」
BBCのインタビューで語る
「非核化が進展したら制裁を徐々に解くことも検討すべき」

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は12日、「北朝鮮住民の人権は極めて重要。
北朝鮮も普遍的人権の道に進まなければならない」と前置きしつつ、「しかし人権は、国際的に圧力をかけたところで、人権増進の効果がすぐに生じるものではない」と語った。

文大統領は12日、英国BBCのインタビューで北朝鮮の人権に関する質問を受け、このように答えた。BBCのローラ・ビッカー記者は、
文大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が9月に平壌で手を取り合い抱擁したことに言及して「人権派弁護士として活動してきたのに、
世界的な人権弾圧国の指導者と手を取り合って抱擁するのは不都合だったのではないか」と尋ねた。
文大統領は「北朝鮮住民の人権を最も実質的に改善してやれる方法は、南北間の協力、国際社会と北朝鮮間の協力、
そして北朝鮮が開放の道に進んで正常な国になっていくこと。こうしたことが北朝鮮住民の人権を実質的に素早く改善する、実効性ある方法」と答えた。

 次いで文大統領は、北朝鮮の非核化措置に対して米国が行うべき「相応の措置」に言及しながら、「北朝鮮の非核化が一定の段階に到達したら、
そのときからは北朝鮮に対する経済制裁を徐々に緩和していくことまでも真剣に検討されなければならない」と主張した。また「北朝鮮が完全な非核化をするよう、
国際的な制裁の協調は維持される必要がある」と述べつつも、「北朝鮮が真剣味ある非核化措置を実践し、
後戻りできない状態まで来たと判断されたら、国連制裁も緩和できるだろう」「南北間の本格的な経済協力は、
制裁が解かれたり、例外的措置として容認されたりしたときに初めて可能」と語った。

鄭佑相(チョン・ウサン)記者

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