子どもが通う小学校のトイレ形態を尋ねると、36%が「和式が多い」だったのに対して、「洋式が多い」は21%。
「すべて和式」8%と「すべて洋式」13%をそれぞれに合計すると、和式44%、洋式34%と、小学校のトイレは和式が主流だった。
ただし、2014年調査時は和式59%・洋式21%だったため、トイレの洋式化は進んでいることがわかる。
そのほか、「半々くらい」という回答も19%を占めた。

 学校での排便に抵抗を感じる児童は約6割、実際に便意を我慢した経験がある児童は約5割にのぼる。
抵抗を感じる児童全体に理由を聞くと、「恥ずかしいから」52%、「落ち着かないから」45%、「からかわれそうだから」30%、「休み時間が短いから」27%、「トイレが汚いから」26%が上位となった。

 なお、和式トイレが多い学校に限ると、「恥ずかしいから」50%、「落ち着かないから」42%、「からかわれそうだから」30%は全体と差がないが、そのほかに「和式トイレが苦手だから」39%が上位となり、「トイレが汚いから」35%の割合も上昇している。
小林製薬によると、和式トイレが多い学校に通う子どもの8割が、小学校のトイレに洋式トイレが増えることを望んでいるという。

 第1子が小学1年生の母親に、入学式前の和式トイレの使用経験を尋ねると、46%が「めったに使わないが、たまに使うことがあった(年に数回程度)」、24%が「これまでに1〜2回使ったことがあった」、12%が「一度もなかった」と回答。
小学校入学に向けた準備として「和式トイレを使う練習」は、必要性を認識していた入学準備にて6位に入っていたが、実際に取り組んだことでは10位と低い傾向にあった。

 しかし、「便意があっても、洋式トイレがあいていないと我慢してしまうと(子どもが)言っている」「学校で大便ができず我慢していて最近、便秘になってしまっている」などの理由から、入学前に練習をしなかったことを後悔している保護者もいる。
入学前の和式トイレ練習については、「やや勧める」56%、「勧める」24%をあわせて、8割の母親が推奨していた。

小学校トイレ、主流の和式は「恥ずかしい」「苦手」
https://resemom.jp/article/2018/10/16/47221.html