カジュアル衣料「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは11日、柳井正会長兼社長の
息子2人を11月末の株主総会を経て取締役とする人事を発表した。

 現在、グループ執行役員を務める2人にとっては昇進となる。柳井氏は11日の決算記者会見で、
人事の狙いを「私がいなくても(創業一族として経営への)ガバナンスを効かせるという意味で2人を
選んだ」と説明した。

 さらに自身の進退に関する記者からの質問には、「退任はまず考えていない。必要とされるうちは
仕事をしたい」と述べ、当面続投する考えを強調した。「この2人が経営者になることはない」とも
語り、息子を自身の後継者に選ぶとの一部観測を強く否定した。

 同社の2018年8月期連結決算(国際会計基準)は、売上高2兆1300億円、最終利益は
1548億円と、増収増益となった。
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20181011-OYT1T50132.html