米最高裁判事人事案、週内にも採決=性的暴行疑惑でFBIが報告

 【ワシントン時事】米ホワイトハウスは4日、カバノー連邦最高裁判事候補による過去の性的暴行疑惑に関し、連邦捜査局(FBI)から調査報告書を受け取ったと明らかにした。
米メディアによると、報告書に暴行を明確に裏付ける証拠は盛り込まれていなかったもようで、週内にも上院本会議で承認人事案の採決が行われる見通しだ。

 シャー大統領副報道官は声明で、報告書を上院に送付したと説明した上で「上院採決でカバノー氏の人事案が承認されることに、完全に自信を持っている」と表明した。

 これに先立ち与党共和党のマコネル上院院内総務はツイッターで、承認採決の前段となる討論終結動議の投票を5日に行うと明らかにした。
定数100の上院で共和党の議席は51にとどまっており、採決では同党穏健派議員の動向がカギを握るとみられている。(2018/10/04-23:56)

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018100401299&;g=int