出光興産が電気自動車(EV)時代の到来を見据え、ガソリン依存経営からの脱却を目指している。
勝負をかけるのがEV普及の成否を握る「全固体電池」だ。
ガソリン精製で磨いた脱硫技術を生かし、実用化を急ぐ。昭和シェル石油との経営統合で2021年3月期の現金創出力は前期比2.6倍となる見通し。
高まる現金創出力で全固体電池の実用化に成功できるかが将来を左右する。
「出光は有機ELの発光材料の開発を30年かけて成功させた。イノベーションの力は高い」。三菱UFJ国際投信の小島直人チーフファンドマネジャーはこう期待する。
同氏が運用する投資信託「日本エネルギー関連株式オープン」の8月末時点の保有比率で出光は5位。トップ10には再生可能エネルギーのレノバなどが入り、石油元売りでは同社のみだ。
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https://www.nikkei.com/article/DGKKZO3571323025092018DTA000/
https://www.nikkei.com/content/pic/20180927/96959999889DE1E7E5E3E1E0E1E2E0E7E2EBE0E2E3EA968693E2E2E2-DSKKZO3570603025092018DTA000-PB1-2.jpg
試作した全固体電池は大容量・長寿命が特徴(透明プレートに挟まれた部分)
https://www.nikkei.com/content/pic/20180927/96959999889DE1E7E5E3E1E0E1E2E0E7E2EBE0E2E3EA968693E2E2E2-DSKKZO3572775025092018DTA000-PB1-2.jpg