二俣・鳥羽山城の特徴解説 11月、浜松でシンポジウム
(2018/9/25 07:51)

浜松市は、天竜区二俣町の二俣城跡・鳥羽山城跡の国史跡指定を記念する
シンポジウムを11月11日午後1時から、同町の市天竜壬生ホールで開く。
戦国時代、武将が領有を巡って争った両山城の特徴や歴史的意義を大学教授らが解説する。
両城のジオラマを展示する特別展「北遠の山城」も同区内で開く。
 
入場無料のシンポでは、城郭考古学者の千田嘉博・奈良大教授が講演するほか、中
近世の都市景観史を研究する山村亜希・京都大大学院准教授を交えたトークショーを行う。
 
川に囲まれた天然の要害にあった二俣城。大手道など迎賓機能も備えた鳥羽山城。
両城では戦国時代、今川、徳川、武田が攻防を繰り広げた。
2月に指定された国史跡としては、堀尾吉晴が築いた二つで一つの城郭
「別城一郭」の特徴に価値が認められた。
定員500人で往復はがきによる事前申し込みが必要。10月5日必着。
特別展は9月30日〜12月9日、同区大谷の市立内山真龍資料館で開く。
ジオラマは1575年に徳川軍が二俣城を奪還した際、両山城で展開された徳川、
武田の両軍の布陣を想定して作る。問い合わせは市文化財課<電053(457)2466>へ。

http://www.at-s.com/news/article/culture/shizuoka/544761.html