今月12日、ラジオNIKKEIが、音楽番組「Click DE On-Air」(月〜金曜正午)のリスナー投票で番組ディレクターによる不正が発覚し、番組を打ち切ったと発表した。
では、今回打ち切りに至ったということは、テレビやラジオでよくある「視聴者投票」「リスナー投票」などは本当にリアルなのだろうか。
関係者に実情を聞いた。

「ラジオに関していえば9割の投票やリクエストはウソですね。
ラジオは聞いている人も減っており、4時間の生放送をしてもメールが5通しか来ないなんてことがザラです。
放送作家が適当にメールを書いてそれを読んでいることも多いです。
もちろん、人気番組は何百何千とメールが来ますが、アナウンサーが司会するような番組はどこも厳しいです。
メールでさえここまで少ないので投票なんか来るわけがなく、投票数の水増しや意図的な操作は当たり前におこなっています」(ラジオ番組ディレクター)

 やはりほとんどがウソということだが、なぜそこまでして操作するのか。

「スポンサーの手前、投票企画をやって『リアルな投票は3件でした』とは言えませんよね。
そのため、予め操作可能な投票プログラムにしておいて日々たくさん投票があったように操作します。
もしくは今回処分されたようにアナログな形でスタッフが自ら投票行為をおこなって水増しします。
ランキング番組では毎週のようにランキングをやっているとどうしても組織票のようなものもあって順位が偏るので、それを薄めるために操作します。
今回は番組打ち切りにまでなってラジオの関係者は驚いていますよ。これぐらい誰でもやることなので」(同)

 あまりにも当たり前におこなっている行為のため、番組打ち切りに至った何かほかの事情があるのではないかと疑う声も多いという。



ラジオ日経がリスナー投票を不正操作して打ち切りに! 現場からは悲鳴「TVもラジオもどこでもやってる」
https://tocana.jp/2018/09/post_18196_entry.html