日本の「世帯」の姿が大きく変化している。夫婦と子ども2人の家族構成は今や少数派で、もっとも多いのは単身世帯だ。
さらに仕事の状況も合わせて分析すると、直近では「単身で無職」の世帯が2017年に最多になったとの調査もある。
いまだ4人家族を基準にしている統計や政策は、実態との乖離(かいり)が否めない。(中村結)

 家計の状況を映し出す統計としては、およそ70年間続いている総務省の「家計調査」がある。調査…
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35637780R20C18A9SHA000/