愛知県警交通総務課は19日、県内で9〜18日の10日間に交通事故が多発し8人が死亡、4人が重体になったとして、注意を呼びかけた。
死者8人のうち65歳以上の高齢者が6人で、同課は「急速な増加で異常事態。家族間などで声をかけ合い、交通安全に気をつけてほしい」としている。

死亡事故は13日に3件、14、15、17日にそれぞれ1件、18日に2件発生した。今年の県内の交通事故死亡者数は今月上旬までは減少傾向だったが、18日現在で昨年同期と同じ136人になり、全国ワースト。このうち高齢者は76人(前年同期比8人増)だった。

発生地域別では、尾張地方で5人、名古屋市内で2人、高速道路で1人。時間帯別では、夜間に4人、昼過ぎに2人、朝と夕方に1人ずつだった。
同課は「日暮れの時間が早くなるなど環境の変化が影響しているのでは」としている。

県警は今月中、本部所属の警察官延べ1000人を動員してパトロールや広報活動に当たらせる。【竹田直人】

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