愛知県一宮市と岐阜県羽島市を結び、木曽川に架かる尾濃大橋付近で15日夜、カゲロウが大量発生した。
路面に積もった死骸などで車両がスリップする恐れがあり、愛知、岐阜両県警は同日午後9時から橋を通行止めにし、愛知県一宮建設事務所が除去作業を進めた。

現場では、体長2センチほどの白っぽいカゲロウが激しく飛び交った。
路面は雪が降ったように埋め尽くされ、多いところで厚さ2センチほどに積もった。

生態に詳しい名和昆虫博物館(岐阜市)の名和哲夫館長(63)によると、日本全域に生息するオオシロカゲロウとみられ、温度や湿度などの条件がそろうと、川にいる幼虫が一斉に羽化する。
9月ごろに大量発生がみられることがあるが、人を刺すなどの害はない。
「1週間程度は羽化が続く可能性があり、注意が必要。収まるまで少し我慢するしかない」と話す。

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