「ダブルパンチ」関空、運航再開に1週間程度か

 関西空港では高潮で海水が流れ込み、4日午後1時半頃には、2本ある滑走路のうち、A滑走路(全長3500メートル)や周囲の駐機場のほぼ全域が冠水。
第1ターミナルビルの地下も浸水し、一部で停電が発生した。

 また、対岸を結ぶ連絡橋にタンカー(2591トン)が衝突。橋上の道路も一部破損した。

 午後3時には空港全体を閉鎖。空港を運営する関西エアポートによると、連絡橋は通行止めが続き、空港の利用客ら約3000人が孤立している。
5日も終日欠航する見通し。

 航空各社によると、空港内で航空機のけん引などに使う車両が水につかり、故障している恐れもある。
ある航空会社の関係者は「水損状況にもよるが、運航再開には数日から1週間程度かかる可能性もあるのではないか」との見方を示した。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20180904-OYT1T50040.html