【8月29日 AFP】米ニューヨークで開催中の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)で、
気温が40度近くまで上がる中で大会が進行していることに、選手からは「死ぬかと思った」といった悲鳴が上がっている。
28日のニューヨークはピーク時の気温が38度に達し、さらに息が詰まるような湿気が追い打ちをかけた。
1936年に記録した観測史上最高の41度よりは少し低かったが、それも選手にとってはなんの慰めにもならず、
早い時間帯に始まった男子シングルスのうち4試合が途中棄権で終わった。
アルゼンチンのベテラン、レオナルド・メイヤー(Leonardo Mayer)はラスロ・ジェレ(Laslo Djere、セルビア)との1回戦が4-6、4-6、6-4、1-2となったところで棄権。
「熱中症だった。コートで死ぬのはごめんだし、そんなことのためにテニスをやっているんじゃない」と話した31歳は、
「控室で何人か横になっているのを見た。僕のようにね。すごくキツかった。あれ以上は無理だった」と明かした。
予選勝者のステファノ・トラヴァーリャ(Stefano Travaglia、イタリア)も、ホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)との1回戦を2-6、6-2、6-7(6-8)、0-3の時点でリタイア。
「気温は36度か37度で、コートでの体感はもっと上だった」と話し、「一番の問題は日光だ」と認めた。
暑さで足がつったというトラヴァーリャは、「あの中でポイント間を25秒でプレーするのは不可能だ。
それにすごく蒸し暑くて、本当にキツかった。次に出る大会はもう少し涼しいことを祈っているよ」とコメントしている。
そのほかには、2014年大会王者のマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)と対戦したマリウス・コピル(Marius Copil、ルーマニア)は
腕のけがによる棄権だったものの、チョン・ヒョン(Hyeon Chung、韓国)と対戦したリカルダス・ベランキス(Ricardas Berankis、リトアニア)は暑さで試合続行を断念している。

以下ソース
http://www.afpbb.com/articles/-/3187624
http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/e/b/810x540/img_eb50c3295a65e393feb12a92488c9fc0167638.jpg