漫画「ちびまる子ちゃん」の作者、さくらももこさんが8月15日午後8時29分、乳がんのため亡くなった。53歳だった。27日午後7時30分にさくらプロダクション公式サイトが発表した。

「ちびまる子ちゃん」は中国で「桜桃小丸子」の名で知られ、大きな人気を集めている。今年5月8日のさくらさんの誕生日には、共産党機関紙・人民日報のネット版である人民網がさくらさんの軌跡を紹介し、ネットユーザーからは「おめでとう」の言葉が殺到した。16年には映画「ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年」が中国で上映され、好評を博した。

さくらさんの訃報はすぐに中国でも伝えられた。エンタメ系のメディアだけでなく、中国新聞網や人民日報系の海外網などの大手メディアも報じていることから、影響力の大きさがうかがえる。

中国版ツイッター・微博(ウェイボー)のキーワードランキングでは、「ちびまる子ちゃんの作者死去」が発表から2時間足らずでトップ3まで急上昇した。

ネットユーザーからは、「つらい…」「幼き日の思い出をありがとう。どうか、天国では病気で苦しまれませんように」「来世もちびまる子ちゃんを描き続けてほしい」「子どものころの思い出、そして今でも見ていたのに」「さくら家は私の一生の半分を一緒に過ごしてくれた存在。ありがとう」
「私が一番うらやましいと思う人生を描いてくれて、ありがとうございます」「どうぞ安らかに」といったコメントともに、哀悼を表すロウソクの絵文字が大量に投稿されている。(翻訳・編集/北田)
https://www.recordchina.co.jp/b638605-s0-c30-d0052.html