石破元幹事長 総裁選の論戦減に不満「討論会の回数増を」

来月の自民党総裁選挙について、立候補を表明している石破元幹事長は、選挙期間中の論戦の機会が6年前に比べて減ることに不満を示し、討論会を増やすよう重ねて求めました。

来月7日に告示される自民党総裁選挙では、20日の投票日までの選挙期間中、2回の討論会のほか全国5か所で演説会を開くことが決まっていますが、6年前は17か所で演説会が行われました。

石破元幹事長は、松山市で記者団に対し「6年前の選挙に比べ論戦の回数が減ると、有権者はどうやって判断すればいいのか。安倍総裁が言った『骨太の議論』にも反する」と述べ、不満を示しました。

そのうえで、「自民党にもいろんな議論があるとわかってもらいたい。街頭演説では言いっ放しで議論にならず、討論を行うことが国民に対する義務だ」と述べ、討論会の回数を増やすよう重ねて求めました。

これに先立つ講演で石破氏は、加計学園などをめぐる一連の問題について「国民の多くが納得しておらず、『時がたてば、みんな忘れる』ということであってはならない」と述べました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180828/k10011597351000.html