Twitterのメタデータを分析することで、非常に高い精度で個人を特定できることが、英研究チームの
論文によって明らかになった。機械学習を用いてツイートやメタデータを分析することで、10,000人の
Twitterユーザーの身元を96.7パーセントの精度で特定できたという。欧州における一般データ保護規則
(GDPR)の施行によって、こうした状況はどう変わっていくのか。

メタデータは、いたるところに存在している。あらゆるツイート、撮影されたすべての写真、
Facebookに投稿される近況報告などだ。

これらに含まれるメタデータは、身元や所在地を隠そうとする人を見つけ出すために、警察や軍隊に使われる。
自撮り写真に関連づけされたメタデータは、データがアリバイを崩せることに気づかない犯罪者の確保にもつながる。

実際、Twitterのメタデータが非常に正確な身元確認に使えることが、新しい論文[PDFファイル]で明らかになった。
あなたは自分のツイートの匿名が守られると思っているかもしれないが、実はツイートした本人の身元を非常に
正確に特定できることが判明したのだ。必要なことは、ただメタデータを見るだけである。

論文は、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンと、ビッグデータの専門機関である英アラン・チューリング
研究所の研究チームが発表した。

https://wired.jp/2018/08/19/twitter-metadata-user-privacy/