大阪の富田林警察署から容疑者の男が逃走している事件で、男は勾留中、警察に「弁当に硬いものが入っていた」などと、腹痛を訴えていたことが分かった。

樋田淳也容疑者は12日夜、富田林警察署で、弁護士との接見が終わった後、逃走した。樋田容疑者は弁護士に、「接見が終わったことは自分で署員に伝える」などと話し、逃走を計画していたとみられている。

また、その後の捜査関係者への取材で、樋田容疑者は勾留されていた6月、警察に「弁当に入っていた硬いものを飲み込んだ」などと腹痛を訴えていたことが新たに分かった。

樋田容疑者は、病院で検査を受けたが異常はなく、過去にも逃走の機会をうかがっていた可能性があるとみられている。

一方、大阪府警の廣田耕一本部長は、逃走から1週間以上たち、ようやくカメラの前で謝罪した。

廣田耕一本部長「組織を代表しまして、改めて皆さまにおわび申し上げます」

大阪府警は、府内を中心に捜査員を投入して行方を追うとともに、情報提供を呼びかけている。 https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20180821-00000002-nnn-soci