全国的に 今はもう秋? さわやか天気で異変も
18日の日本列島は、北海道で最低気温が3度台となったところがあるなど、秋の空気に包まれた。
危険な暑さから一転、快適な陽気となった週末だが、長続きはせず、来週は厳しい暑さが戻る見込み。
青空の下、一面に咲いたオレンジや黄色い花々。
都会のオアシスといわれる東京・中央区の浜離宮恩賜庭園で、キバナコスモスが見頃を迎えている。
訪れた人は「(コスモスはどうですか?)きれいだった」、「朝涼しかったから、ずっとお休みしていたカメラを取り出して、写真を撮りに来ました」などと話した。
東京都心の18日の最高気温は、9月中旬並みの27.2度と、10日ぶりに30度を下回った。
秋の気配が漂う中、東京・浅草の甘味所には長い行列ができていた。
先週まで、こちらの店では、かき氷が飛ぶように売れていたそうだが、18日、皆さんが食べていたのは、焼きたてのメロンパン。
女性は、「(どうしてかき氷じゃなくてメロンパン?)気温も涼しいので。(メロンパンは)ほかほかです」と話した。
浅草花月堂・山本隼太さんは、「先週はかき氷の方が、やっぱり暑かったので。逆にきょうは涼しいので、かき氷よりメロンパンの方が列が途切れずに」と話した。
7月、国内最高の41.1度を記録し、日本一暑い街に返り咲いた埼玉・熊谷市。
全国で最も暑くなった熊谷だが、18日は、風が非常に心地良く、最高気温も28.4度と非常に落ち着いていた。
男性は、「涼しくなってくると、ちょっと寂しいのかなって」と話した。
18日朝、長野県の志賀高原で「初霜」の写真が撮影された。
18日は、長野・南牧村野辺山で最低気温が4.2度となるなど、全国の125地点で8月の観測史上最低の気温を記録した。
この涼しさは19日も続く見通し。
しかし、来週になると、日本付近に太平洋高気圧が張り出すうえに、強い台風19号が湿った暖かい空気を持ち込むため、
各地で暑さが戻り、西日本や東日本は最高気温が35度以上の猛暑日となるところもある見込み。
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