人間そっくりの「アンドロイド」の開発に取り組む大阪大の石黒浩教授らの研究チームが
東京都内で新作を公開した。
車輪で自由に移動できる子供型の「ibuki(イブキ)」や、会話ができる女性型の
「ERICA(エリカ)」の改良版だ。
子供型
https://prt.iza.ne.jp/kiji/life/images/180731/lif18073119540045-p2.jpg
https://www.sankeibiz.jp/images/news/180817/cpc1808170500001-p2.jpg
成人女性型
https://www.sankeibiz.jp/images/news/180817/cpc1808170500001-p1.jpg
人間とより深い関係性を築ける対話ロボットの開発につなげる狙いがあり、道案内や
店舗での商品説明、就職面接などへの応用を目指す。
笑顔やジェスチャー
イブキは人間とともに移動し、さまざまな場所で経験を共有できる。10歳程度の子供の想定で、
身長は120cm、バッテリーを含む体重は約37kg。子供型にすることで、人に衝突して
けがをさせる危険性を減らし、心理的な威圧感も抑えた。
人間が歩くときに重心が8の字を描く様子を再現し、車輪でありながらまるで歩いているような
躍動感を実現。笑顔を見せたり、手でジェスチャーをしたりすることで、より自然な感情表現を
対話に加える事もできるという。
一方、改良版のエリカは人間が話す内容に応じて多様な相づちを打ったり、
重要なキーワードを認識して聞き返すなど、自然な対話感を高めた。
エリカが就職の面接を行うデモンストレーションも披露され、志望動機や学生時代に
頑張った事などを学生役の男性に質問。
男性が部活動で用具の管理や部員のスケジュールをマネジメントしたエピソードを話すと、
「その経験を通して得られたものは何ですか」「スケジュールの管理についてもう少し
詳しく話してください」等と深く掘り下げる質問をし、まるで本物の面接の様なやり取りを交わした。
詳細はそーすで
https://www.sankeibiz.jp/compliance/news/180817/cpc1808170500001-n1.htm
自然体に近づくアンドロイド 散歩ができる子供型、会話上手な女性型