神奈川県横須賀市の元市長が先月、三浦半島の海岸でサザエを密漁したとして、漁業法違反などの疑いで書類送検されました。
警察の調べによりますと、吉田元市長は先月3日、神奈川県三浦市の横堀海岸で、知り合いの男性と一緒に県知事の許可を得ずに、サザエ43個を
マイナスドライバーなどを使って密漁したとして、漁業法違反と県の海面漁業調整規則違反の疑いが持たれています。

警察によりますと、吉田元市長は容疑を認めたうえで、調べに対し、「自分たちで食べるつもりで採った。採ってはいけないことは知っていたが、
軽率な行動で深く反省している」と話しているということです。
三浦半島の沿岸では、許可を持たない人による密漁が相次いでいて、横須賀海上保安部が去年1年間に検挙したのは全国で最も多い299件でした。
海上保安部は採ってはいけない貝や海藻などの種類は都道府県ごとに決まっているので、必ず確認するよう注意を呼びかけています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180817/k10011580401000.html