【ウェリントンAFP時事】南太平洋の島国トンガのポヒバ首相が、中国に対し、太平洋の島国が
負う債務を帳消しにしてほしいと求めている。中国はここ数年、援助という形で太平洋の国々に
膨大な額の借款を提供し続けてきた。オーストラリアのシンクタンクの推計では、トンガだけで
総額1億ドル(約110億円)が貸し付けられている。

 ポヒバ首相は、同じ南太平洋の島国サモアの14日付の新聞サモア・オブザーバーに
掲載されたインタビューで、9月にナウルで開かれる太平洋諸島フォーラム(PIF)首脳会議で
「中国の債務問題を話し合う必要がある」と主張。「許してほしいと中国に頼む文書に
PIF全加盟国が署名すべきだ」と訴えた。(2018/08/15-17:59)

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018081500911&;g=int