アルゼンチン中央銀行は13日、政策金利を5%引き上げ、年45%にすると発表した。
トルコリラの急落を受け新興国からの資金流出が再開する中、5月以来となる緊急利上げに踏み切った。

中銀は緊急会合を招集し、利上げを決定。声明では「国外の情勢と物価上昇のリスクに対応するため」と説明する。
「少なくとも10月まで、利率を下げないことを決めた」としている。

7月に入り通貨ペソは1ドル=27ペソ台で安定していたが、トルコの通貨危機をきっかけに、ペソ売りが再燃。
13日昼すぎ(日本時間14日未明)には一時、1ドル=30ペソと、対ドルで史上最安値を更新していた。

アルゼンチンの中銀は通貨防衛のため、4月から5月にかけ、3度の緊急利上げを実施。
それでも通貨売りが止まらず、政府は国際通貨基金(IMF)への支援要請を余儀なくされた。

アルゼンチンが5%緊急利上げ 45%に トルコ危機で
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34123470U8A810C1000000/