57人が死傷した京都府福知山市の花火大会屋台爆発事故から15日で5年になるのを前に、
大会を主催した実行委員会(会長=谷村紘一・福知山商工会議所会頭)は10日、現場近くの由良川堤防に献花台を設け、谷村会頭らが花を手向けた。
献花台は17日まで設置する。


 事故では、児童ら3人が死亡し、54人が重軽傷を負った。
実行委は「主催者としての道義的責任」を認めて遺族らとの補償交渉を進め、今年3月までに全員との示談が成立した。

 谷村会頭は献花後、記者団に対し、
「長く、重苦しい5年間だった。誠心誠意、力の限りを尽くし、一定の救済ができた」と説明。
一方で、「ご遺族や治療中の方、家族の皆さんが今も苦しんでおられる気持ちを忘れず、残された課題に取り組みたい」と述べた。
事故以来、中止している花火大会の再開については、「今は考える心理的余裕はない」とした。

 15日午前には、大橋一夫市長らが献花を行う。

花火大会で屋台爆発5年、犠牲者に改めて祈り
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180811-OYT1T50026.html