辺野古反対派に押し倒され防衛省職員が大けが 被害届提出 嘉手納署が傷害事件で捜査

 沖縄防衛局(沖縄県嘉手納町)は8日、米軍普天間飛行場=宜野湾(ぎのわん)市=の
名護市辺野古移設に反対する活動家が職員を押し倒し、全治1カ月の大けがを負わせたとして、
沖縄県警嘉手納署に被害届を出した。これを受け、嘉手納署は傷害事件として調べている。

 沖縄防衛局によると、8日午前8時ごろ、50歳代の職員が活動家ともみ合いになり転倒した。
職員は救急車で病院に搬送され、右小指靱帯(じんたい)損傷、左肩と左太ももの打撲で
全治1カ月と診断された。事件当時、活動家が沖縄防衛局の玄関で座り込みを行っており、
職員は通路を確保するため対応に当たっていた。

 活動家らは7日も8時間以上にわたり沖縄防衛局の玄関で座り込みを行っていた。
沖縄県が辺野古埋め立て承認を撤回するため9日に予定している防衛省からの聴聞に
応じることなどを求める要望書を手渡すため沖縄防衛局を訪れ、60人以上の反対派全員が
庁舎内に入ることを拒否されたことに反発した。

http://www.sankei.com/politics/news/180808/plt1808080012-n1.html