日本音楽著作権協会(JASRAC)と音楽教室が著作権料の徴収で対立している
問題で、6月末までに、音楽教室を運営する21事業者(36教室)が支払いに
応じる契約を申し込んだ。JASRACが10日、記者会見で明らかにした。


楽曲の著作権料として受講料収入の最大2・5%の支払いを求めている。
契約の時期は問わず、今年度分は1割引きとする内容を提示したという。
作詞家でもあるJASRACのいではく会長は、支払いを拒む音楽教室を会見で批判。


「会長というより作家、権利者の一人として言うと、世の中に、仕入れが全くない
商売ってあるんだろうか」「たたき売りは、がまの油やバナナが仕入れ商品で、
口上を述べて売るのは技術。同じことで、教えることは技術、
仕入れは音楽や歌と考えれば、仕入れ代を払うのは当たり前だ」などと述べた。


大手のヤマハ音楽振興会などはJASRACの方針に反発。
「教室での演奏に著作権は及ばない」としてJASRACには
請求権がないことを確認する訴訟を起こし、係争している。
https://www.asahi.com/articles/ASL7B5J61L7BUCLV00H.html
https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20180710004678_comm.jpg