奈良県広域消防組合は31日、自宅前にある電柱2本に無断で登り、それぞれに設置されている街路灯の向きを変えたとして、葛城消防署の消防司令補(58)=葛城市在住=を同日付で減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。

組合によると、今年6月9日、自宅前の電柱に登っている消防司令補の姿を住民が目撃、組合に連絡した。
組合が調べたところ、当初は道路を照らしていた街路灯が職員の自宅方向に向いていたという。

消防司令補は「風で街路灯がきしむ音がしたので、バンドを締め直すために登った」と説明。
一方で、街路灯の向きを変えたことは否定した。業者が街路灯の向きを元に戻す際にバンドが破損したため、組合は職員に費用を負担させたという。

組合は「近隣住民にご迷惑をかけ、心からおわびします。職員が高い倫理観を持って行動するよう指導を徹底したい」としている。

http://www.sankei.com/west/news/180801/wst1808010012-n1.html