30日午後、エア・カナダ機が成田空港に着陸したあと、誤って建設中の誘導路に入って動けなくなり、この影響で2本ある滑走路のうちB滑走路が閉鎖されています。再開の見通しは立っていないということで、成田を発着する6便が欠航となるなど影響が出ています。

30日午後3時40分ごろ、カナダのモントリオール発、成田行きのエア・カナダ5便、ボーイング787型機が、成田空港の2本の滑走路のうちB滑走路に着陸したあと、誤って建設中の誘導路に入りました。

誘導路は、一部が舗装されておらず、機体は停止して動けなくなり、この影響でB滑走路は午後3時45分ごろから閉鎖されています。

国土交通省などによりますと、けが人の情報は入っていないということですが、乗客乗員212人は今も機体に乗ったままで、エア・カナダ日本支社によりますと、その場で機体から降ろす準備を進めているということです。

また、エア・カナダは機体をけん引する準備を進めていますが、B滑走路が再開するめどは立っていないということです。

午後6時半現在、ジェットスターが成田を発着する6便の欠航を決めたほか、国内線2便が羽田と中部に行き先を変更するなどの影響が出ています。

エア・カナダの成田・モントリオール線は、先月2日に開設されたばかりでした。

国土交通省が詳しい状況の確認を進めています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180730/k10011556351000.html
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