高校生が警察官の仕事学ぶ 熊本県警インターンシップ

交通課の警察官に指導を受けながら白バイのサイレンを鳴らす高校生=熊本市中央区
http://img.news.goo.ne.jp/picture/kumanichi/m_kumanichi-570895.jpg

高校生を対象にした県警のインターンシップが27日、熊本市中央区の県警察学校であり、県内23校の生徒計105人が指紋の採取などを体験しながら警察官の仕事を学んだ。

警察官を志す若者が年々減少する中、優秀な人材を確保するために県警が毎年開催。
県警本部の刑事や交通、生活安全など各部の担当者が、自身の体験を交えながら、それぞれの仕事を紹介した。

高校生らは白バイの訓練を見学したり、警察犬と触れ合ったりしたほか、指紋の採取作業を体験。
はけで空き缶にアルミ粉末を付着させ、現れた指紋をシールに写し取った。
必由館高2年の合志厘穂[りほ]さんは「はけで、さっとなでただけで指紋が浮かび上がったので驚いた」と話していた。

県警によると、昨年度の高卒程度の採用試験受験者数は302人(前年比269人減)、受験倍率は6・0倍(同3・5ポイント減)。
台風の影響で日程を変更したため、受験者数が大幅に減少したという。
今年の試験の申し込みは8月3日から受け付ける。(國崎千晶)

https://this.kiji.is/395531276226233441