一部の新聞社が金融庁に申請した情報公開請求の内容が、開示前に金融庁側から
野田総務大臣に伝えられていたことについて、共産党の穀田国会対策委員長は「情報公開を
所管する総務大臣として不適格だ」と批判し、真相を究明するため国会で閉会中審査を
行うべきだという考えを示しました。

野田総務大臣の秘書が、金融庁からの説明の場に調査対象だった会社の関係者を
同席させていたことに関連し、一部の新聞社が金融庁に申請した情報公開請求の内容が
開示前に金融庁側から野田大臣に伝えられていました。

これについて、共産党の穀田国会対策委員長は記者会見で「情報公開の原則や役割を無視し
『都合の悪いものは適当に隠す』という安倍政権の性格を見事に示している。野田大臣は
情報公開を所管する総務大臣として不適格だ」と批判しました。

そのうえで、穀田氏は「閉会中審査を行って野田大臣の責任の追及や真相究明を
しっかりすべきだ」と述べ、国会で閉会中審査を行うべきだという考えを示しました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180725/k10011548061000.html