近年、中国の軍事費は増加を続けており、中国人民解放軍の装備の増強が進んでいるという。中国メディアの快資訊は21日、現代の自衛隊と解放軍が仮に交戦したら、どちらが勝つだろうかと問いかける記事を掲載した。

 米国のグローバル・ファイヤーパワー(Global Firepower)がまとめた2018年の世界各国の軍事力ランキングによれば、軍事力の世界1位は米国、2位はロシア、3位は中国となっている。日本は韓国に次ぐ8位だ。

 また、ストックホルム国際平和研究所の発表によれば、2017年における軍事費・防衛費のランキングでは1位が米国、そして2位が中国となっており、日本は8位となっている。こうしたデータを見れば、中国の軍事力が世界的に見てどれだけ強大であるかわかるだろう。

 記事は、日本の防衛費は「相当な規模」であることを指摘する一方、平和憲法によって防衛力に制限があり、空母や弾道ミサイル、核兵器を保有できないことを伝えた。また、自衛隊の兵力は25万人ほどであり、定員を下回っているのが現状だと紹介し、200万人を超える兵力を持つとされる中国人民解放軍の規模から見れば、自衛隊は「大人と子どもくらい差がある」と主張した。

 一方、中国にとって自衛隊を軽視できないのは「日本の背後に米国がいるため」であるとし、米国の存在を無視すれば中国人民解放軍は自衛隊にたやすく勝てるとの見方を示す一方で、やはり米国が存在する以上はうかつに手を出せないのが現状だと主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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